


先日、東京・上野にある東京都美術館で開催中の「ミロ展」に行ってきました。
スペインを代表する芸術家、ジュアン・ミロ。
その作品群はどこかユーモラスで、奔放で、見る者の心をやわらかくほどいてくれるような不思議な力を持っていました。
特に印象的だったのは、色彩と線の自由さ。
ルールに縛られないミロの表現は、まるで子どもが夢中で絵を描いているような純粋さとエネルギーに満ちていました。
アートとは何か。
正解のない世界だからこそ、自分の感性で楽しめばいいのだと、ミロの作品たちが教えてくれた気がします。
この展示を通じて、改めて「文化の力」とは人の心を解き放ち、視点を変え、新たな発想を生む源なのだと実感しました。
私たち鈴松商店が拠点とする松代にも、歴史や文化の厚みがあります。
その財産を、もっと自由に、もっと創造的に活かしていく──
そんな未来のヒントを、ミロの作品からもらった気がします。